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すー日記 bis ブログ

(すーにっき・びす/映像翻訳・字幕翻訳のあれこれ)

資料:19世紀末の物価と金銭感覚

ちょっと古い時代の物語(19世紀末~20世紀頭)に「50ポンドの借金」とか「10シリングの献金」というような金額が登場し、それって感覚的にいくらくらいなのか? と思い調べたので、見つけた資料のメモです☆


   

     ・     ・     ・

図説 英国執事 貴族をささえる執事の素顔
 村上りこ/河出書房新社 ふくろうの本

この本に、【王室フットマン、羽振りのよい上流階級の従者は、家事使用人という職業全体から見ればトップクラスの存在であった。収入という点だけでみれば、100ポンドの年収に後述する各種の手当やチップを上乗せすれば、中流階級の「紳士」の身分にすぐ手が届く位置だったのである。】(P092/【】内引用)

…という記述がありました。
ということは、「50ポンドの借金」=わりと収入のいい職業の半年分の給料くらいの借金があった、ということですね。2017年の日本の平均年収が418万(★資料★)なので、割といい収入=600~700万として、300~350万円くらいでしょうか。


■『図説 英国メイドの日常
 村上りこ/河出書房新社 ふくろうの本

こちらには、【1889年から1903年にかけて発表した調査のなかで、妻と複数の子供を養って不足無く暮らせる労働者男性の収入を、週給22シリング以上としている】(P086/【】内引用)

…という記述がありました。
2017年の平均年収418万÷12か月÷4週間=週給8.7万円になるので、8.7万円=22シリング。1シリングは4000円弱、10シリングは4万円弱いう感覚になるでしょうか。(献金としては、なかなかの額になるでしょうか!?)

     ・     ・     ・

上述、『図説 英国執事 貴族をささえる執事の素顔には、1880年発行『使用人の実用的ガイド』が提案する使用人の給与一覧(年額/ポンド) という表も載っていました。メイドさんやナニー、御者など、さまざまな職種の給料が分かります。(画像クリックで拡大しますが、著作権がアレかなと思うので、一部にモザイクをかけています☆)




ヴィクトリア時代  ロンドン路地裏の生活誌
ヘンリー・メイヒュー/ジョン・キャニング/植松靖夫(訳)/原書房

…という本も、ヴィクトリア時代のさまざまな物品の値段(市場で買う時の値段など)がイロイロ載っている感じでした!

     ・     ・     ・

何かのお役に立つといいのですが…

*私が数字を写し間違えている可能性もありますので、ご自身で資料を当たっていただきますようお願いいたします!!


   

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プロフィール

名前: すー。

字幕翻訳者です。2004年の秋にトライアル合格、2005年よりお仕事を開始。制作バイトとの かけもち期を経て、現在は在宅フリーランスで奮闘しています☆ このブログでは、昔の自分が知りたかったこと、お仕事をするようになって知ったことなどを、及ばずながらシェアしていけたらいいなと思います。よろしくお願いいたします!

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